闘病中にゃんこのごはん


 

3年ほど前から闘病中で、よく脱水状態になるので点滴のために通院しています。

 

猫ってすぐ腎臓が悪くなっちゃうし、でも体調が悪いことを隠そうとするので悪化するまで気付いてあげられないというのがあるらしくて。

まさにそれ。

元々小食であまりごはんを食べない子だったのだけど、急にほとんど食べなくなったなどうしたんだろ、病院行ったほうがいいのかな…っていう感じ。

病院に行っていいのかどうか、慣れてないとよくわからないですよね。病気でもなんでもないって言われちゃうかもしれない、と思ったりして。

仕事もあったので病院に連れていけたのはほとんど食べなくなってから3日目でした。

 

で、血液検査とかされちゃって、数値が異様に悪くて。

病気になると治るということがなくて、具合が悪いのを少し改善してあげられるか、なるべく悪化しないようにしてあげる感じの治療しかできないと説明を受けました。

その、病院に駆け込んだ時点でお医者さん達は「この子いつまでもつかな…」っていう状態だったそうです。それも1年くらい前の診察中にぽろっと思わず言っちゃった、という感じで伝えられてしまいちょっと驚きました。まぁ覚悟はしてたんですけど。

最初に診断結果を見ながら言われたのはやんわりと「治療してもどうなるかは分からないですよ」と…内容は同じことをなるべく優しい表現で。

とりあえず、そこから毎週通院。

日々なんとか生き続けて今に至ります。

 

最初はほとんどごはんを食べてなかったので栄養価の高い、金額もお高い流動食を強制給餌していました。これはカロリーが高いので少し良くなってきたら通常食に変えましょう、とのこと。

腎臓が悪いと気分が悪くてごはんを食べたくなくなるようで、これは人間の二日酔いの状態と同じだとか。なるほど、気持ち悪くて食べる気にならないわけだから、そりゃ食べないよね…

当の本人が食べようという気にならないとダメなわけで、好きだった味のものをいろいろ準備してみたけど二口三口食べたらやめてしまう。

 

そこですぐネット検索して、ウェットタイプの腎臓サポートを見つけました。強制給餌する時にドライタイプは食べさせにくいんですよね。

特にうちの子は抱っこが嫌いなので、無理矢理口に入れて食べさせようと抱っこするとすぐ逃げちゃいます。

逃げるだけの体力、どこにあったんだよ……

当時は寝てばかりでぐったりしていてもう本当に駄目だと思うくらいの状態でした。なのにそういう時だけは必死の抵抗です。

抱っことごはんを嫌がる力を温存して寿命をのばすことに使ってくれよ、と何度も思いました。

 

とにかく食べさせるためにシリンジとウェットタイプの猫用ごはんを調達し、毎日毎食ほとんど強制給餌です。

腎臓が悪いわけだし、腎臓サポートがちょうどいいだろうと考えてお医者さんにもそういうのを買って食べさせて大丈夫ですか?と聞いてみました。治療でどうなるか分からない状態だった子なのでお医者さんの反応はなんでもいいんじゃないですか、みたいな感じだったけど。

いまだにこういうの食べても大丈夫ですか?って尋ねてもこの子の好きなものあげたらいいんじゃないですかっていう答えしかないんですよね。

治る病気じゃないから、ということだろうと思うんですが。

 

そこから3年ちょっと、ずっと食べさせています。

今年の血液検査の結果では数値は最初ほど悪くはなかったですが、それでも老猫だしいつまでもつかという状態には変わりないのだろうと思います。

でも寝てばかりでもなくなって、部屋の中をうろうろしたりお腹のマッサージを要求したり、あとようやく大好きなおやつを欲しがるようになったりして、以前よりは元気そうです。

相変わらず、自分ではあまりごはんを食べないので1日に何度も強制給餌です。

 

通院しているのが効いてるんだろうとは思いますが、日々なんとか食べさせるためにお世話になっているウェットタイプのごはんです。

フィッシュテイストとチキンがあるようなのですが、魚好きな子だと思ってずっとフィッシュテイストを買ってたら、間違えて購入したチキンのほうがまだおとなしく食べてくれることに気付いて最近ずっとこれです。

 

あと、体重2キロ前後の小さい子なのでシリンジも小さめ。

使い勝手がよくていつも使っています。

 

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